今年の櫻忌から

 

 

 
 
 
 
 
今年の櫻忌から
 
 
 
 
 
毎年三月二十七日に 或る方がずっとしていた櫻忌(さくらき)と呼ばれる法要がある 
 
この日は財団法人日本さくらの会が定めている櫻の日(*)であるが
 
彼は 不運にも夭折された方々への供養の日にしていた お名前を読み上げ 多くの夭折された方々を供養する
 
今年は何とその方の名を最初に読み上げなければならない 然も八回目の月命日の前日である
 
今日がまる半年の月命日の日であるが 今日は一日中祈りの日に徹しようと思う
 
 
 
櫻が繚乱と咲き誇る直前にしたいと櫻忌を始め もう二十年以上になるだろうか 
 
去年の櫻灯路の三月二十六日には 彼の本領すべてが残らず書いてある
 
彼はまさか自らが夭折の系譜に入るとは その時はまったく考えていなかっただろう
 
 
 
既に花屋さんには啓翁櫻がふんだんに飾ってあり 
 
伊豆高原や熱海から 本場河津より一足早く河津櫻が咲いたと言う知らせが
 
こんなに早く櫻が咲くなんて 歓んでいいものか哀しむべきことか 或いは彼のお導きか
 
去年の今頃だったと思う 本人が直接沖縄・本部町から取り寄せた寒緋櫻の写真を掲げたのは 何とも嬉しそうな顔だった
 
何と言う皮肉であろうか 何と言う哀しみであろうか
 
だが我々は彼の遺志を継いでいかねばならぬ 
 
そうしなければ 本当に彼の生き方を顕彰出来ない気でいる
 
今日一日は 祈りに満ちた静かな時を過ごそう
 
 

 

*『3月27日は 財団法人日本さくらの会が1992年(平成四年)に制定した「さくらの日」である 

3×9=27と言う語呂合わせと 七十二候の一つ「櫻始開」が重なる時期であることから 

日本の歴史や文化や風土に深く関わって来た櫻を通して 日本人の文化や自然に関心を深める日としている

(櫻灯路 2006/3/26 の記事から抜粋)

 
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