恵方巻きのことなぞ

 

 

 

恵方巻きのことなぞ

 

 

恵方巻きなど 以前関東ではなかった行事(?)だが 皆がやると 我先にしたいものらしい

1977年大阪の海苔問屋の組合が 恵方に向かって 恵方巻きと言う太巻きの寿司を黙って食べると運気が上向くとして 道頓堀で始め

大阪ではしばらく定着していたが 或る時期廃れてしまっていた そこで再び海苔業者が登場し コンビニ業界と徒党を組み

2003年~2004年に掛けて 至る処のコンビニで店頭に太巻きを出したら 馬鹿売れになったからと言い 今や全国規模の節分の行事の一環になった

そこで鰻屋が鰻の恵方巻きを作る 鯖屋はしめ鯖の太巻きを売るは 洋菓子業者も黙って見ていない ロールケーキを恵方巻きと言って売り出すは

ハム業者は ハムを太巻きにして挟んで食べたらいいとか 愈々可笑しな風潮が横行して来る始末であり 

世の中テンヤワンヤの大騒動である 七福神に見立て 七種類の具を入れ その年の恵方(今年は北北西)に向かって黙って完食するといいとか

特に否定はしないが どことなく軽薄で滑稽で嫌いだ 端午の節句に大袈裟に ケーキ屋が男の子向けにケーキを作って当たったようなものだ

 

何かが違う 何かが狂っている 多分一部の人たちに踊らされ それに乗っかり そうして何時の間にか定着してしまう

恐らく民俗行事の多くは そんな違った経緯で出来たものも中にはあっただろうが かと言って商売気だけで続いたものは皆無ではなかろうか

時代が違えば その時代に合わせた風聞とか風評とか 流行り廃れがあるものであり それは仕方がないことであるが 

一つの確かな民間信仰が 色濃く背景にあって行われるのが本筋であったはずだろう

 

ヨサコイ・ソーランの踊りが全国的に流行り出しているが あれは祭りと呼べるのだろうか 

因みに北海道大学の学生たちが 北海道にはお祭りがないと言って 振り付けや規定を作ったものであった

 

今夜は満月である いつも愛用している『こよみのページ』のホームページには少なくとも恵方と言うことが詳しく出ている

http://koyomi.vis.ne.jp/mainindex.htm 恵方の解説 『こよみのページ』より 最低でもこのぐらいの知識は欲しいものである

 

今夜半から始まる吉野山・蔵王堂の節分会か 満月を眺めているか 寒い山形は鶴岡の在郷で行われている黒川能を観に行くか

少なくても 他人(ひと)の為の祈りに満ちた時間であって欲しいと願うばかりである

お稲荷さんの好物である油揚げを稲荷神社に差し出して 競輪・競馬でひと稼ぎ出来ないかと言う類の祈りにしか写らないのである

それらの類の信仰をご利益信仰と呼び 決してご利益などに預かろうはずがないのである 

 

でもまぁ へそを曲げずに この時期私が大好きな四文字熟語の『立春大吉』でも ここに掲げておこう  

一般の行事として 今夜恵方巻きを食べ 明日は豆撒き 明後日は立春大吉で 五日は初午であろう

私は 京都・伏見か笠間の稲荷神社の初午にでも行き こころから真剣な祈りを捧げたいものである 

 

 

広告
カテゴリー: 歳時記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中