水温み 鴨遊び 風清けく

 

 

 

 

水温み 鴨遊び 風清けく

 

 

すっかり春の訪れのような陽気である 今日は少しだけ仕事をして 兄とお互いに本を読み耽った

私は 服部真澄作『最勝王』(中央公論社刊 483P) 弘法大師・空海の波乱の人生を描いたものだが

幼少期から青年期へ そして唐から帰って都大路に布教し 真言宗を立ち上げるまで生き生きと書いてあった

瑞々しい青年空海(沙彌の時代は教海)の息遣いが聞こえるようで 当時の国家や仏教 特に最澄との兼ね合いなど

多岐に渡って書かれてあって なまじ真言密教なるものを知らない方でも 途中で投げ出さずに済むだろう

読み易くて まるで内田康夫の探偵モノを読むように 気さくに読めた 兄も一緒に本を読んで付き合ってくれた 

読書の合間に 茶菓子を戴きながら 兄弟水入らず そこそこの話も出来た いい一日だった

 

何故こんな読書の話をするかと言うと 実はこのブログには 本当に書きたい人たちは多くて 然も好きな人ほど

どうしてだろうか 書けないのだから可笑しい 弘法大師さまも大好きで 西行や本居宣長や 近くは和辻哲郎なども

書きたくて書きたくてウズウズしっぱなしなのである それがどうしてもうまくいかない 多分私が生きているのと一緒で

私自身のそれらの方々へ対する思いが少しずつ変化しているか 調子いいことを言わせて戴ければ成長しているか

恐らくそうなんだろうと言い聞かせている 細部に亘って調べれば調べるほど 書くより勉強するのが先だろうと言われていそうだ

完璧なものは書けっこないのはよく分かっている つい億劫になり書けない それでもいつかは挑戦しなくてはならないだろう

どんな本でも 本は待っていてくれるから 有難いと心から思う 今日の一冊は際立って愉快にさせてくれて有難かった 

因みに兄は 私の本棚から勝手に取り出して来て 川上弘美の『真鶴』をじっくりと読んでいた

 

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