クリスマス休暇の中を

チューリッヒ

 

 

                         クリスマス休暇の中を

 

 

  チューリッヒの主人の別荘にいると、落ち着いてほっとします。家事万端やって戴いているフランス人の老ご夫婦がいらっしゃる所為で、私どもが行くと大活躍してくれます。亡き主人のご人徳のお陰でありましょう。支社に出てから、今朝ジュネーヴにある当社お付き合いの銀行PICTETに空路で参りました。さすがに最も信頼出来る銀行で、パーソナル部門での働きぶりも完璧です。予定よりやや遅れ気味ですが、仕事はほぼ順調に捗っています。殆ど雲下の町々では、零下で寒くても積雪はありません。ところが寒いところの方々は寒いところでの遊び方をよくご存知で、皆1~2週間のクリスマス休暇(スイスの公式祝祭日は25、26日)を取っては、南下して避寒するのではなく、逆に更に上の山荘に行って楽しまれるというのですから、驚きです。山はカラリと晴れていて気持ちいいものよと。偶に見えるアルプスの山々は微笑んでいるかのように輝いています。人影はいずこもまばらで、クリスマスから新年までそれぞれでご家族で休暇を取られてお過ごしになられることでしょう。チューリッヒから来る時、チューリッヒ中央駅から真っ直ぐ湖畔に向かっている最も賑やかな通りにあったチョコレート屋(上記写真)さんで、時間があったら、妻も大好きなオードリーの処に伺おうとウィスキー入りのチョコレートボンボン(オードリーの大好物)を買い、トロシュナ村まで車で飛ばして行き、オードリーの墓参をしたかったのですが、どうやらそこからチューリッヒまで帰って、明日ニューヨークへ飛び立つスケジュールが絶対に間に合わないようなので、オードリーには悪いのですが、今回は残念かな断念したところです。ジュネーヴから小型ジェットでチューリッヒまで帰るつもりで、待ち時間を利用してこれを書いています。オードリーへのチョコは私のお腹の中へ、一つ一つ一つと。酒気がある所為か少々あったまって参ります。オードリーよ有難う!安らかに!どこもかしこもこの時期の風景はクリスマス・イルミネーションが輝き、町のクリスマス・デコレイションの様子に特別な変化はなく、皆一応です。新年の時、ヨーロッパ各地では新年へのカウント・ダウンが開始され、花火が派手に打ち上げられ、皆さんが誰彼なくハグされるのでしょうか。中身の濃い日本の正月とは雲泥の差です。明日大西洋を横断中の機内で、日本の正月について書かせて戴こうかと思っています。では皆様ご機嫌よう!   (午後2時を廻ったところ 気温は多分3度ぐらい 昨日より暖かい)

 

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クリスマス休暇の中を への6件のフィードバック

  1. (Kazane) より:

    硯水亭さん、お疲れ様です☆素敵な写真♪ と思ったらチョコレート屋さんだったのですね。 ここ数日、こちらでも寒い日が続いています。今日はこの冬一番の寒さだったようです。 明日はニューヨークですか…。本当に、分刻みのお忙しさなのでしょうが、こうしてブログまで更新なさって…。いつもながら、時間の使い方を見習わなければ…と思わされます。 飛行機からの風景はいかがでしょうか?旅の途中、風邪などひかれないよう、気をつけてくださいね。 

  2. 道草 より:

    光陰矢の如く流れて早くも十二月も二十日。暖冬かとも思われるこの冬ではありますが、北海道や東北北陸は雪が多くスキー場も活況の様です。京都は雪こそまだ見られないものの、朝方はこのところ霜が降りて散歩をしていても身の引き締まる思いです。クリスマスが近づき、市内の各所では様々なイルミネーションが雰囲気を盛り上げています。今年もローム本社周辺の電飾が評判で、他府県からの見学者で賑わっているようです。また最近は、個人の住宅でもクリスマスのイルミネーションを飾る所が増えて、夜になれば近所を歩いているとまるで見知らぬ場所へ来た様な光景が見られます。硯水亭Ⅱさんに訪れてもらえず、オードリーはさぞ寂しがっていることでしょう。その分、心を込めたイヴのプレゼントを遠い西の空から香の君へ・・・言うだけ野暮でした。
     「十二月の贈物」   佐川亜紀
     きっと くるよ
    待ってて 何かがきっと
    心に夢を入れる靴下をつるそう
    地球を一生懸命歩いたボロ靴下を
    曲がり角で恋にリンク
    Eメールで届くとびきりホットな言葉
    雪がめくる思い出の一ページ
    願いはゆっくりふくらむ
    モミの木が大きな時のゆりかごで
    ゆったり伸びるように
    チキンの骨をかんじゃって
    骨と皮の細い足の子が
    こごえるクリスマスを迎えていること
    なくしてしまったたくさんの鳥たちが
    歯にしみる
    あの子にも あの鳥にも 言えたなら!
    きっと くるよ
    待ってて
    厳しい寒さの月の贈物
    命そのものがプレゼント
    悪意がクラッカーみたいにはじけても
    世界がパンドラの箱だとしても
    あなたを待っている
    あなたが金色のリボンをときはなち
    海色の包装紙をひらくのを

  3. 文殊 より:

              風音さま
     
     貴女のお気持ちって何てお優しいのでしょう。こうして書いて下さるだけで、実にほっと致します。
    移動はきついです。移動するだけで疲れが貯まって参ります。年なんでしょうか。そんなことを言ったら、
    貴女様からえらいお叱りを受けそうですね。夕べはやや風邪気味だったので、日本から持って来たウガイ薬で
    何度もウガイをして寝たのですが、まだ微熱が取れていないようです。暖房より、自分の身体があったかいですね。
    まだヌクヌクとしていたいのですが、エイヤッと起き出しました。あと数時間で飛行機に搭乗です。又機内泊です。
    今回の旅では4度ほど機内泊になるでしょうか。でも頑張ろうと思っています。
     
     雲はね、ご報告したいのが山々ですが、上空2万メートルでは眼下にしか雲は見えないのでつまらないです。
    風音さんがいつも見ていらっしゃる雲の方が遥かに美しいですよ。ここんところ晴れた日がないのでつまらないです。
    どんより曇った地域を、どうやら追い掛けているようで、リヨンは晴れて凄いって言っていました。
     
     夕べ吸い込まれるようにしてカトリック教会に入りました。風音さん始め皆さんのご多幸を祈った次第です。
    貴女さまも、是非御身体には充分お気をつけ下さいね。ご主人さまと楽しいクリスマスをお迎え下さりませ!
    今日もおいで戴き、本当に有難う御座いました。ペコリ!
     

  4. 文殊 より:

            道草先生
     
     京都の情報は眼を真ん丸くして読ませて戴いております。彼女の身体は大丈夫か、寒さで参っていないか、あの気の強さだから、研究したり勉強することに気を取られ過ぎていないか、そればっかり心配で、常に何処にいても頭の中は愛しい人のことばかりです。連日移動ばかりしているのですが、移動って疲れますね。愚痴のようで言うのは嫌なんですが、つい本音をポロリと。今回3名がついて来ましたが、やはり責任者がいるのといないのでは大違いのようで、これはこれで意味があったなぁと述懐しているところです。そして先生!今回の佐川さんの「十二月の贈り物」って言う詩は何て素敵な詩でしょう。何度も読んでは泣けて恋しい人への思いが強くなって参りまして、つい今しがた電話を掛けてしまったことでした。思いの外妻は元気で、自宅で勉強をしておりました。それも家族がついていてくれているからでしょう。有難いことです。
     
     数時間後また移動で、機内にて正月のことでも書こうかと思っておりますが、書けない場合はたった一冊持って来た「梁塵秘抄」でも読むつもりです。海外で、クリスチャンもしくはイスラム文化圏内にいると、何処か治まりがつかない部分が、何とか癒されそうで嬉しいのです。前回のコメントも半端のままで済みません。大西洋上で書くコメントもいいかも知れませぬ。さぁ元気を出して行きまっしょい!今回もカキコを有難う御座いました。
     

  5. 銀河ステーション より:

    硯水亭さま、お元気ですか?
    今ごろはニューヨークか、それともボストンあたりでしょうか?
    いずれにしても寒い冬で時差もありますから、かなりハードな旅ですね。無事のお帰り、祈念しております。
     
    また、一つ前の記事になりますが、奥様との茶事、風流ですね。
    短い文章の中にも、細やかな奥様への愛情があふれていて、とても心が温かくなりました。
     
    『椿』の文字が見えたのですが、先日参加した茶会でも、先生が自宅で育てた椿を茶花に用いておられました。
    全体のいろどりの調和からいくと白い椿が適当かな…と思われたそうですが、実際に活けてあったのは紅い椿でした。
    なんでも、その先生が、昔お世話になった方(故人)からいただいた椿の苗で十数年来花をつけずにいたものが、今年初めて咲いたのだそうです。
    その今は亡き先生を偲んで、晴れの席に飾らせていただいた…ということでした。
    話されつつ、涙ぐまれる姿がとても印象的で、『濃茶』の記事を拝見しながらもまた思い出してしまいました。
     
    ひとつひとつの茶器や掛け軸、花の一輪にも様々な思いが宿るものですね。
    お二人の茶事に用いられたお道具たちも、大切な思い出のひとこまに同席できて、きっと光栄に思っていることでしょう。
     
    地球をひとめぐりして、ぜひ、また美味しい日本のお茶を味わってくださいね。

  6. 文殊 より:

           銀河ステーションさま
     
     この時期の椿に白い椿と言えば、『初嵐(はつあらし)』という品種です。胡蝶侘助もいいのですが、この時季どうでしょう。
    初釜に合わせるような仕立てでいいのではないかと思われるのです。暮れはやはり淋しいですから、少々気をつかって、
    やや派手目でもいいのかと。お知り合いの先生のは特別な思いがあったのでしょうね。痛く感動します。
     
     このお茶とお手前は京都に住んでいる妻と、バーチャルでお茶したお話です。濃茶は正式なものでして、特別な時しかやりませぬ。
    妻とひと時の別れを惜しんで、バーチャルのお茶会をやった次第です。妻は神妙な面持ちをしておりました。お腹の中に新しい命を宿して
    いるからでありましょう。来年の六月末に誕生予定です。
     
     今朝はニューヨークのホテルからです。今日も寒いですが、多分チューリッヒと同じような気温でしょう。
    秋田も寒いですね。寒風山に、真冬登ったことがあるのですが、真っ直ぐに立っていられませんでした。
    岬のマールには本当に感動したものです。西音馬内の盆踊りなど大好きです。故郷を忘れないようにしたいものですね。
     
     ではそろそろ出掛けます。又お邪魔致しますので、今後ともよろしくお願い申し上げます!
     

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