お彼岸の入りに

 

ダライ・ラマの講演

昨年、伊勢の皇學館大学にて講演をするダライ・ラマ十四世

 

 

 

                                               お彼岸の入りに

 

                                 偏満する祈りよ 放下するのか

 

 

 このところ真夜中にベッドの上でではありますが、観音経と般若心経を唱えさせて頂いております。何故か涙が溢れて出て来て止まることがないようです。チベット問題があるからです。中国政府は死者八人としているのに対して、チベット亡命臨時政府発表では死者八十人とも一方では報道されました。何の思惑があってそんなに違うのでしょう。更に騒乱は中国本土・四川省まで飛び火しているようです。上記写真は去年十一月伊勢の皇學館大学にて、ダライ・ラマ十四世が講演をなされた時の映像です。撮影厳禁であったにも関わらず、私は彼のご尊顔を拝し、是非にと思いつめ密かに撮らせて頂いたものでありました。私はあの穏健なご尊顔を決して忘れられないのです。恰も今様、観音菩薩さまが到来なされたかのようでありました。チベットの法王は自ら決するか、伝統的な転生で選ぶべきか、いずれにせよ中国政府の管轄であってはならないという趣旨のダライ・ラマのご発言であったと記憶しています。同じ佛教国の一員として今回のことは極めて重大な憂慮に堪えないものですが、あの優しいチベットの人たちの微笑は決して忘れてはならないでしょう。更にあの忌まわしいベトナム戦争後、中国政府は隣国ベトナムに越境し軍事作戦を取りました。隣国インドに対しても同じであったと記憶しています。中国々内に存在する五十五に及ぶ多数の少数民族は言うに及ばず、九十二%の漢族が隣国へも軍事力によって拡張しようとする軍拡路線はいかがなものでしょうか。幼少期のダライ・ラマ十四世がモデルとして登場した映画『セブンイヤーズ・イン・チベット』は未だにご記憶が新しいことでしょう。チベットは自国であると主張した根拠は実に清王朝時代の真新しい産物でした。チベットは過酷な歴史がありましたが、古い伝統的な国で、ダライ・ラマを信仰の中心に据えた立派な独立国家であり佛教国でありました。チベット国民はみな謹み深く穏やかな国民です。チベット族に対して無遠慮に漢族が大手を振って跋扈し、経済格差を生んでいるのですが、チベット族は経済力を妬んでなどしていないのです。チベット文化の虐殺が忍耐の領域を超えているのでしょう。それが中国政府によって武力開放されてから既に今年で四十九年目。どうしようもない根の深い苛立ちがあるのかも知れません。チベット文化に対して敬虔な尊敬があるべきなのに、永い永い文化の空白の期間であります。あの映画は、何の武力も持たなかったチベット人民が中国によって武力開放されるという哀しい映画でしたね。佛教国チベットは佛教徒チベット人民によって統治されるべきでありましょう。そう私は強く確信して祈り続けています。ダライ・ラマ十四世だって支持した北京五輪だったじゃありませんか。それを直前にして苦渋に満ちた選択になりましょうが、中国政府要人の方々には是非冷静になって頂き、少なくとも武力行使の自粛を心からお願いしたいのであります。

 

 近代でのチベットは「1912年清国の滅亡後、チベットのダライ・ラマ政権は完全な独立を模索し、1913年にはモンゴルとの間で「チベット・モンゴル相互承認条約」を締結、2国が手を携えて漢人の共和政権である「中華民国」に対抗する姿勢をとった。モンゴルに対してはロシア、チベットに対してはイギリスがそれぞれ武器の供与、借款の提供を行うなど、外部の支援も得たが、この2国をふくめ、当時の帝国主義列強諸国の中には、モンゴルとチベットの立場を支持してこの2国を「独立国」として承認する国は現れなかった。

 チベットは、辛亥革命の報が伝わった1913年、ラサを占拠していた清国軍を激しい市街戦のすえ駆逐したが、それ以後も、中国国民党などの中華民国の歴代政権とは軍事的な緊張状態にあり、チベット側は、ガンデンポタンの実効支配領域の内部には、いかなる中国の機関も設置を認めなかった。しかし1940年、ダライ・ラマ14世の即位式典に列席した中国国民党の使節団は、式典のちも帰国せず、1948年に強制退去させられるまで、「中華民国蒙蔵委員会駐蔵辧事処」を名乗ってラサにとどまり続けた。

 第二次世界大戦中は、連合国の主要国となり日本と対峙した中華民国の協力により、イギリス領インドから移ってきたイギリス軍によってギャンツェ、ラサやカム地方各地に通信基地が建設された。これらの基地は中華人民共和国の人民解放軍によるチベットの武力占領まで、イギリス軍の無線技師によって運営されていた。」出典=フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

雪山獅子旗(チベット亡命政府の国旗)

 雪山獅子旗(チベット亡命政府の国旗)

 

 更に現代では「清国の滅亡以来、中華民国歴代政権は独立国として存在していたチベットを「中国の一部分」だとする主張を行っていたが、北京政権時代は「軍閥の混戦」、南京国民政府時代は対日戦争への対応におわれ、独立を主張するチベットに対し圧力をかけ続けていたものの、本格的な軍事侵略は行なわなかった。

しかし、1949年国共内戦に勝利して中華人民共和国を建国し、無宗教の社会主義国家を樹立した中国共産党は、「チベットは中国の一部分」とする中国歴代政権の主張を踏襲し、いよいよチベット全土の「侵略」を目指して1950年に中国人民解放軍による軍事行動を発動しチベットを軍事制圧した。その後、中国共産党政府はチベット国民に対する非常に残忍な弾圧や虐殺を繰り返し行なう事でチベットを抑圧支配し続けており、さらに漢人の移民を故意に実行し現在ではチベットにおける漢人とチベット人の人口比率は逆転していると言われている。 出典=フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

 今日はお彼岸の入り!お蔭様で、お彼岸のお中日の日に退院出来ることになりました。無論まだまだ無理な状態ではありますが、会社に出勤するものの、車椅子の生活を余儀なくされるでしょう。先ほど父が来て、一緒に母のお墓参りに行ける歓びを心から爆発させておりました。可愛らしい、何という父でありましょうか。是非長生きして日本百名山の踏破をされることを願っています。来世でも、もし私が人として生まれて来るのなら、同じ両親から生まれ出たいと密かに乞い願っております。父はお庭に白木蓮の花が咲き始めたと嬉しそうに喋っておりました。ということは櫻の開花が近いことを意味し、愈々春の到来であるのでしょう。今度のお墓参りには是非ともお腹の我が子の健やかな成長を願い、妻の健康と学問の成就を祈り、父や叔母の長寿を祈る一方で、中国政府に対して軍事力行使だけは決してなさらないで頂きたいと、天上の菩薩さまである母にひたすらお願いするつもりです。長生きして見えることだってたくさんあるはずなのに、なんであんなに早く逝ってしまったの、お母さん!今回もいっぱいお願い事ばっかりあって、お母さん御免なさい!

                    ダライ・ラマ十四世ダライ・ラマ十四世  

インド北部ダラムサラにて記者会見するダライ・ラマ

   ダラムサラにてチベット騒乱

    ダラムサラにて抗議行動をするチベットの僧侶                       睨みを利かせる中国軍

 

これら上記四葉の写真は産経新聞社さまに帰属するものであります。左記おことわり申し上げます。有難う御座いました!

 

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お彼岸の入りに への2件のフィードバック

  1. 良枝 より:

    はじめまして
    りんこです。
    1日違いではありますが、
    チベットと玉蘭に
    同じように思いをはせている人がいると思うと
    びっくりして
    思わずコメントをしてしまいました。
    チベットが早く穏やかになるといいですね。

  2. 文殊 より:

          りんこさま
     
     初めまして!このような地味なブログを見つけて戴き恐縮です。
    私も早速貴女さまのブログに参りまして、読ませて戴きました。全く仰られる通りですね。
    ダライ・ラマが暴力に訴え、今回の事件の首謀者だと発表する中国政府の貧困な発想には驚きますね。
    ダライ・ラマは非暴力の象徴であり、僧侶たちへも厳しく暴力を否定されています。暴力が続くなら法王を辞めるとまで!
    法王に辞められたのでは益々暴力が先鋭化して行くでしょうね。哀しいことです。
     
     何故チベット国民が蜂起したかと申しますと、経済格差ではないのです。無論中国国内では極めて深刻な貧困には
    違いないのですが、最も怒っていることは、チベット文化に対する中国政府からの陵辱であり抹殺であるからです。
    鉄道をひき、モノに溢れ、中国人の移住者が増え、チベット国民は自らの文化を著しく傷つけられたと怒っているのです。
    イスラムだって、イスラム教は穏やかな素晴らしい宗教ですが、彼らの文化が否定されるから、命と賭して戦うのです。
    自国の文化が根底から否定されれば誰だって怒るでしょう。朝青龍が一部否定的な批判を受けるのは日本人の誇りを
    傷つけられるからではないでしょうか。どうかどうかチベットに平和が到来することを心から願ってやみません!
     
     今日は本当に有難う御座いました!
     

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