花がさね・小石川植物園

 

CIMG0288 の補正

 私が最も好きな小石川植物園の櫻の王者・純白で最大の花びら 『太白(たいはく)』 一旦途絶えた太白は

唱和初期に 逆輸入で日本に入って来て根付いた櫻で、極めて貴重な櫻です

 

 

 

                     花がさね・小石川植物園

 

 

 小石川植物園の正式名称は「国立大学法人東京大学院理学系研究科付属植物園」と堅苦しいのですが、出来るだけ自然のままの状態に近い形に保存され研究されているところです。東京ドームの凡そ3,5倍(161,588㎡=48,880坪)の広さで、都心にある広大な静寂の聖地といったところでしょうか。亡き主人が最も愛したところでした。ここでは日本は勿論世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つで、今から300年前徳川幕府がここに「小石川薬園」を置いたところから始まっていて、歴史も凄いものがあります。五代将軍・徳川綱吉が幼少の時分に育った白山御殿と蜷川能登守の屋敷跡が日本庭園として残されていますが、それが中心となり幕府直轄の薬園になって、小石川養生所(映画『赤ひげ』で有名かと)が創始され、そこで使用された井戸も現存しています。東京大空襲の時に、この井戸は大活躍をしたようですが、青木昆陽が庶民の食糧事情対策として甘藷(サツマイモ)を実験栽培した場所でもあります。明治時代にはほぼ自然のままに数多くの植物が配置されましたが、ニュートンの重力発見の林檎の子樹があり、生きた化石であるメタセコイヤの樹林も出来、メンデルの葡萄の樹もあるんですよ。銀杏の雄の種を発見した場所でもあります。言わばここは日本の近代植物学発祥の地でもあるのです。日光にはここの日光分園がありまして、通称日光植物園(開園期間4月15日~11月30日まで)として親しまれています。又本館内には腊葉標本が約70万点、植物学図書2万冊があって、植物の研究には事欠かない場所となっています。玉三郎の映画『外科室』(主演吉永小百合)のロケ地になったところでも有名ですね(主に躑躅園が中心でした)。

 

CIMG0255 の補正

 

 あれだけ忙しく、身体にまで支障を来たすまで仕事に熱中した我が愛すべき主人は、少しの暇でもここに来るのが常でした。ここに来ると数え切れない多くの植物としみじみと対話を繰り返し、私たちには余程のことがない限り話し掛けたり出来ませんでした。櫻の樹林があるのですが、櫻の種類は30種ぐらいでしょうか。満開の折でも馬鹿騒ぎはありません。殆ど家族連れで和やかなものです。取り分けお酒禁止、喫煙禁止、ペット禁止、車両禁止で静寂さが厳重に保たれていて、主人はそれが何よりも好きな理由の一つでした。小石川養生所で使われた井戸が実際に現存しているのですが、その裏にハンカチの木があります(4月下旬~5月連休に掛けて白いハンカチが咲きます)。その又後ろに山櫻や江戸彼岸の花々がひっそりと咲いていて、主人は必ずここで休憩をなさいました。今回私がひと休みしたのもここです。主人は時に涙したり、あれはお母様やお父様を思い出されていたのでしょうか。忙しいさなか、つい空白になりがちな心の部分を充填しに来ていたのでしょうか。寸暇を惜しんでやって来た訳はそればかりではなかったと思われますが・・・・・。兎に角大好きな場所でした。今日はそんな在りし日の主人を偲びながら、先日撮った写真(Casio Exilim 7,2mega 要するに今回は馬鹿チョンで)をブログのキャパで可能な限り掲載させて戴きます。あらゆる方々へ鎮魂の思いを籠めて!

 

          CIMG0248  CIMG0251  CIMG0257 の補正

          CIMG0254  CIMG0258 の補正  CIMG0260 の補正

          CIMG0256  CIMG0263 の補正  CIMG0265

          CIMG0259 の補正  CIMG0262  CIMG0264 の補正

          CIMG0266  CIMG0269  CIMG0270 の補正

          CIMG0271 の補正  CIMG0272  CIMG0273

          CIMG0274  CIMG0275  CIMG0277 の補正

          CIMG0278 の補正  CIMG0280  CIMG0281

             CIMG0267  CIMG0282  CIMG0283 

          CIMG0285  CIMG0293 の補正  CIMG0296 の補正

          CIMG0297 の補正  CIMG0298 の補正  CIMG0290 の補正

          CIMG0299 の補正  CIMG0301 の補正  CIMG0303 の補正 の補正

          CIMG0306 の補正  CIMG0307 の補正  CIMG0309 の補正

          CIMG0312 の補正  CIMG0279  CIMG0310

          CIMG0323  CIMG0314  CIMG0317

       CIMG0320 の補正  CIMG0324  CIMG0291 の補正  CIMG0330

          CIMG0334 の補正  CIMG0333  CIMG0338

          CIMG0328  CIMG0336  CIMG0339

          CIMG0340  CIMG0341  CIMG0342

          CIMG0343  CIMG0346  CIMG0349 の補正

          CIMG0354 の補正  CIMG0355 の補正  CIMG0356

          CIMG0351  CIMG0362  CIMG0352

          CIMG0347  CIMG0367  CIMG0368

          CIMG0370  CIMG0337 の補正  CIMG0363

 実は花々や木々はまだまだこんなものではありません。春夏秋冬、いつ行っても何らかの花々が迎えてくれます。今回掲載させて戴いたのは極一部です。もしこんな写真でよろしかったら、お持ち帰りして戴いて光栄です。尚後楽園のドーム球場の直ぐ裏に同じ名前の「小石川植物園」がありますが、そこは東京都の管理になっています。武家屋敷跡の庭園で規模も遥かに小さいです。東大付属小石川植物園の方は広大で野趣に溢れています。中にはちょっとした店舗がありますが、インスタント物のお茶する程度ですから、お弁当のご持参がいいかと存じます。正門前のタバコ屋さんで大人一人330円を払い、入場券を購入して正門から入ります。偶に櫻の時季には裏門が開き、平らな部分で入れたりします。植物園の場所は文京区白山3丁目7番1号で電話は03(3814)0138、開園は1月4日~12月28日まで。毎週月曜日にお休みですが、その日祝祭日の場合は次の日がお休みです。開園時間は午前9時~午後4時半です。但し入場は午後4時まで。最寄り駅は都営地下鉄三田線ですと、白山駅下車徒歩10分。丸の内線ですと茗荷谷駅徒歩15分ですが、途中染井吉野のトンネルが700m続き、現在『文京区 第37回さくら祭り』が開かれています。ドンチャン騒ぎがお好きな方はこちらへどうぞ。都バスはJR大塚駅下車、大塚~上野公園間のバス(上60番)で白山2丁目下車、植物園まで徒歩2分です。JR大塚駅南口からタクシーですと千円前後で大丈夫でしょう。駐車場はありません。櫻の時季を外すと園内は平常に戻り常に閑散としていて、カップルには丁度いいかも知れませんが、今時そんなカップルはいないかな。ニューヨークやワシントンに日本から贈られた櫻の返礼に、アメリカから戴いたハナミズキの木は全国に散らばってあったのですが、すべて敵国の樹だからと言って戦時中伐採される憂き目に逢い絶滅したかに見えました。ところがここに当時の原木がそのまま1本あったのです。戦後ここから爆発的に増えて行きましたが。ユリノキやハンノキなどの大木があったり、木々もかなりな数で多いです。温室(日本最初の温室で明治8年に出来た)には珍しい花々(オウギバショウ、バニラ、テンジクボダイジュ、パピルスなど熱帯・亜熱帯の野生種が約1500種類)があって、もう直ぐ翡翠蔓(ひすいかずら)の青く澄んだ花びらが咲き、それを無料で戴けることでしょう。奥には鬱蒼とした花梨(カリン)の林があり、既に幾片かの濃いピンクの花びらが開いていました。一番奥の山上には東屋(あずまや)があり、眼下に日本庭園が一望出来ます。池のほとりに日本で最初の医学部校舎が古色蒼然と建っていますが、現在修復中でその様子は観れませんでした。それでも山もみじの新緑が始まっていて、美しく目に焼きついて離れません。そんな風景を随分多くの方々がスケッチや水彩画をしていました。もう一つの池の中に最近白鷺が住みついているのですが、私が行った時は中島にあがって、菜の花や水仙とお戯れ中で水面に全身を出すことはありませんでした。そのちょっと先に二輪草の群落が始まっていました。いつもいつも興味が尽きません。

 尚今回花々や木々の名前や解説など写真に沿ってご紹介したいのが山々ですが、時間の都合上出来ません。その代わり最も通い詰めている『長さんの花と野草の世界へ』の小石川植物園の部分を予め出させて戴きましたので、ご参照賜れば幸いです。

 

CIMG0361

この写真は風音さまにプレゼント 貴女が好きなシラサギ君は島で花見中 水面に降りてはくれませんでした お分かり?

 

広告
カテゴリー: パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中