リハビリ再開と、杏の歩き初めと、薔薇の花びらと

 

ひと休み

櫻の葉陰にて 夏用(本麻)信玄袋とお茶と帽子と 地面には真っ黒い櫻の実が落ちていた

 

 

  リハビリ再開と、杏の歩き初めと、薔薇の花びらと

 

 お休みの土曜日、今日から父と父の所属するスポーツクラブでリハビリの再開の日である。今朝は若狭粥、杏には蚕豆をベースにした離乳食作りをしている。妻が、大きな声をあげて呼んでいるから何事かと、キッチンと飛び出すと、妻の部屋の中で、何と杏が歩き廻っているではないか。既に一ヶ月近く掴まり立ちをしていたが、日に日に長くなっていたのは確かで、まさか!妻が言うのは、こうだ。ウチと杏はほぼ同時に目覚めたの、そして杏が一人でごろんと転がってから、そのまま立っちし、そして歩き始め、そこらじゅう平気で歩き回りだしたんえと。えええ、歩行の最初は見れなかったけれど、何だか嬉しくて嬉しくて、朝から高潮気味。

 朝食を終え、実家へタクシーを飛ばす。それから父と父の所属するスポーツクラブへ。広い空間でまだ人影もまばらだった。トレーニングウアーに着替えろという。僕は準備して、トレーニング室に入ると、父はストレッチをするからね、私のやることについておいでと。最初は入念な手足のマッサージ風ストレッチ。それから次第にきつくなってくる身体全体を使うストレッチに。あちこちは時に、悲鳴をあげた。筋肉が痛かったら、無理しなくてもいいと言われるが、まぁ気楽にしなさいと。しかし色んな運動があるものである。父は難なくこなしている。彼此1時間はやっただろうか、結構な疲労が来た。10分ほど休んで、今度は水着に着替え、愈々プールへ。父からは、水の中で、先ほど痛かったところ辺りをマッサージしていいからと言われ、温めの小さな温水プールへ。しばらくして汗がふつふつと出る。それから休憩10分、父はどうだ、身体を動かすって気持ちいいものだろうと快活な笑い顔をしている。もう80に近いと言うのに、この老人は何と言う動きなんだろう、日頃の鍛錬の賜物に違いない。

 それから冷水のプールへ。今日は最初だから水中歩行訓練だけ、100メートル以上はしないよ、ゆっくりしっかり歩きなさいと。言われるまま、人気のないプールを歩き始めた。水の抵抗が案外きつい。でも難なく歩き終えた。観ると、父はクロールで悠々と泳いでいる。無論普通の人より遥かに遅くまるで遊んで泳いでいるよう。でも型が大きく、年の割には姿がいいと感心して観ていた。僕は5分で終わったが、父は30分以上悠に掛かっていただろうか。何キロ泳ぐのだろうと、プールの縁に座って、僕はただ観惚れているだけ。泳ぎ終えた父は、ふぅ~~と大きく息継ぎをしたが、全く息を切らしていない。呆気に取られた感じ。それからマッサージ室に入って、専門の方から入念なマッサージを受ける。これが多分30分以上掛かっている。そして休憩室に入って、しばしゆったりして父と談笑する。まぁ初めはこんなものだと父の言い。僕は父よりこんなに体力がなかったのかと愕然とする。父が親分だとしたら、僕は子分にもなっていなかった。その又半分に違いなかった。この際だから、父に思い切り甘え、父の指示通りのメニューを頑張ろう。

 僕は、麹町で、主人のお友達であるお爺ちゃんがやっている非公開の薔薇園に行く。盛りを過ぎていたが、見事な芳香を放って、150種以上の薔薇の花々が咲き乱れていた。

 

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 よく観ると、お爺さんの姿がどこにもいない。僕の父ぐらいなご年齢の息子さまに伺った。どうしてらっしゃるのですかと。父は老衰で寝たきりなんですよ、でもねぇ薔薇が楽しみでねぇ、時々意識がある時、車椅子でここまで連れてくるんです、すると微笑むんです、可愛いですよ。当家では最期は必ず自宅でということになっているものですからと。そうですか、そんな風に横に並んでした長閑な会話を終え、失礼をする段になった頃、彼は、父をいつもよくして貰っていたそうですね、今後とも薔薇園は続けて行くつもりですからご安心なさいネと仰って、大きな白い布袋をくれた。素晴らしいいい香りがした。中に種類はごったになっているんですが、香りのいい品種の薔薇の花びらを摘んでありますから、今夜、お風呂にでも入れて楽しんで下さいと言って戴いてしまった。薔薇の花びらをそのままお茶にしてもいいと言われる。何と言う幸運だろう。隣接する母屋で、お爺ちゃんはお休みの最中で逢えなかったけれど、きっと薔薇の花の夢の中にでもいらっしゃるのだろうと思えた。心地いい疲労感、何だかとっても嬉しい日で、紫陽花の花も愈々色彩が濃くなりつつあり、歩き初めた杏に負けないよう頑張る所存。今宵は、鯛飯と薔薇ティーと薔薇の花びらのお風呂にしよう。 (2009年5月23日)

 

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開き始めた紫陽花の花 こんな頃がとっても好きです

 

 今日のBGMは 谷村新司さんの歌 『そのことを信じるなら』 

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