君よ!『Lehman Shock』から 自信持て逸早く脱却せよ

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     君よ!『Lehman Shock』から 自信持て逸早く脱却せよ

 

 

 アメリカにおける金融社会はまったく酷いものがある。自由主義とはかくなるものであるか。最早にっちもさっちも行かなくなっている。国家が介入するしかないリーマンの破綻から、既に一年になろうとしている。その引き金になったのはご存知サブプライム・ローンの問題、日本でも多くの企業がその犠牲になっている。その後オバマ政権になってから、今のところは一応の平静を取り戻したかに見える。でもそいつは無理無体なことだ。モルガン・スタンレー・ゴールドマン社など、まさに一人勝ちの独壇場で、そんな不良債権処理会社が格別に勢い忙しいのだ。オバマ大統領の給与(40万ドル)の20倍にもなっている新社長の年棒は実に700万ドル。傷を負った人間の生き血を吸うが如き恐怖の実態である。公的資金を導入している現政府が、そんなCEOの報酬を大幅にカットする要求を出している。それは当然のことで、最早アメリカ一国の経済で、世界は成り立ってはいない。或るはいけない。アメリカの国債を、中国が最も多く所有しているのも、何かの因縁か。今や商取引すべてを見直し、資本だけが正義であるというのは、特別選民意識の強いユダヤ教の聖典・タルムード第二章にある“唯一の正義は武力である”という古い教えが未だに生きていることに、大いなる危惧を禁じ得ない。時代の推移は極端に早く、あの日露戦争後、いち早くアジア各国が期待した日本の役割へ、もう一度原点として立ち返って考えるべき時である。アジア諸国と、強い連携を構築し、まさに世界の金融危機を脱却しなければならない。欧州にはユーロがあり、アジアはアジアの連携の中で、日本は存在すべきである。経営者のみの会社の存在にあらず。切捨て御免の経営体質から脱皮する素晴らしいチャンスの時期であり、私たちもしっかりと自分の立ち位置に留意すべきである。青年よ!「荒野を目指せ!」である。

 このところ、櫻の件で動き回っている。しばらく岐阜山中にいた。広大な山地の木々を伐採する計画だが、檜や杉や高野槙のような原木も、もっと徹底して人の手を入れなければならない。そうでないと、決して美林とは言えず、集中して生えてある原木の茂みを適度に伐採し、そこに落葉樹を取り囲むように植える予定である。櫻山は急がない。そうして出来上がった美林にしてから漸く櫻をどうしようかとなるのであって、今年吉野でも感じられたものだが、あの鬱蒼と繁った杉林では、木々や雑草や下草も生えないのだ。空気がちっとも入らないようでは、植林の意味はない。生き物たちとも共生しなければ全く意味はない。そんなわけで、多くの若者を雇用し、教え、鍛え、そうして私たちの考えた方向に向け、頑張る所存である。皆若者だけだが、これから老齢化した山の専門家にも是非私たちと手を携えて戴きたいと願っている。私たちは現在の日本経済の閉塞状況を、林業というとてつもない弱体産業からアプローチしようと覚悟し奮起している。

 

鞍馬火祭り

鞍馬の火祭り

鞍馬の火祭り 本日本祭りにつき 鞍馬は大変な人であいっぱいであろう

 

 今日は京都三大奇祭と言われる鞍馬の火祭り の日である。司馬遼太郎は、鞍馬を評して、僧兵たちが還俗し妻帯したその子孫たちが鞍馬の部落を形成していると言っていたと思うが、私もそれには賛成だ。火祭りは特別に変わっているように見えるが、一種の護摩供養の変貌として受け取れないか。鞍馬の民人は、どの家でも今宵一瞬の火祭りに、一年のすべてを賭けるという、素晴らしい心意気だ。花背近辺にある「松上げ」も、もしかしたら鞍馬の火祭りの伝承の一部が流れたか、更に民俗的習俗的になったのではなかったか。ふとそんな風に思え、改めて鞍馬に思いを馳せるのだが、ここでは部落の女衆も、御神輿を後ろから引っ張るのに参加されていて、異形の珍しさである。

  又今日の日中、秋晴れの中、京都・時代祭が行われた。京都新聞によると、平安神宮で神事を営んだ後、祭神を移した2基の鳳輦(ほうれん)を連ねる神幸列が午前9時、上京区の京都御苑へ向かったようで、隊列は実に2㌔にも及んだとある。単なるパレードというのではない。まさしく時代時代の、衣装や事物の考証をしっかりし、忠実にその時代を表現しているのだ。裏方さんのご苦労は大変なものであろう。毎年のことながら、古都・京都人の一途な伝承への思いが伝わってあまりある10月22日である。

 このことから、日本の潜在意識は非常に高く凄いものがある。海外に、影響されるのではなく、逆に日本的なものからの発信力に自信を持つべきである。経済もまさしく然りである。今まさにオタオタするのではなく、案外伝統的なこんなお祭りから垣間見れる文化の高さと、日本人の潜在能力に気づき、そして足許をしっかり見詰めてふんばるパワーを信じて欲しいのである。  尚これらの火祭りの写真はすべて「京都新聞」から拝借させて戴いた。東京にいる私も実は購読しているのだが、京都新聞・『観光・京都おもしろ宣言』には、京都のお祭りや習慣などを中心にした面白く詳細な記述がある。是非ご参考にし、お楽しみ戴きたいものである。

 

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