Bed-wetting (おねしょ)

 

 

今年の巨大な獅子柚子 妻の絵 (これは柚子の種類ではありません ブンタンの一種です 自家製)

 

 

 

       Bed-wetting (おねしょ)

 

 

 先週の旅は鈴鹿市白子~伊勢の神宮~京都~大津市石山寺の旅でしたが、今週は日曜日から一昨日まで九州の宮崎県と熊本県に行っておりました。全国至る所に、「明治百年記念林」がありますが、実は伊勢の神宮でも伊勢の森だけでは足りず、温暖な気候を利用して生育が早いものと見込まれ九州の地に檜栽培林として、神宮自身が所有林を持っていらっしゃったのです。そこで別な職員二人を同道し彼の地へ行ってまいりました。明治百年を記念して、昭和44年から伊勢湾台風の被害林処分による資金をもとに、熊本、宮崎両県に企画された模様です。将来、神宮域林における御造営用材生産の補完的役割を担うものとしてお考えになられたのでしょう。明治百年記念林・神宮における所有林の面積として、第一記念林は熊本県水上村に66ha、第二記念林は宮崎県西米良村で299ha、第三記念林は宮崎県椎葉村で101ha、第四記念林は熊本県球磨村で239ha、第五記念林は熊本県水上村に376haと、合計しますと何と1,081haもの広大な森林であります。そこで私たちは椎葉神楽で有名な椎葉村と、水上村の視察に伺ったのでした。この森林たちは神宮のと比べ、まだ充分に手が行き届いていなかったのですが、既に天然檜の立派な樹が恐らく数百本規模で御座いました。ここにも神宮司庁の営林部が管轄なされ、多分林業専従者に委託などし、今後も発育著しい檜の苗を植えて行くご予定なのでしょう。日本の林業はしっかり手さえ加えれば何々一つも捨てたものではありませぬ。安堵し確信致しました。

 ところで、私が旅行に出て帰った夜は、長女・杏が私の布団の中に、眠気でトロトロになりながらも必ず入って来ます。湯たんぽ替わりにもなり、私も気に入っているのですが、何と夕べ、ホンのちょこっとお漏らしをしてしまいました。本人はそれに直ぐ気付いたようで目覚め、それからのことです。いつもなら冷静な杏がぎゃ~ぎゃ~と大きい声をあげて泣き喚くのです。よくよく杏のお話に耳を傾けますと、はっきりした言葉にはなってないのですが、どうやらそれがよっぽど悔しかったらしいです。まだ一歳半の、本来ならお休みの時にはオムツをしていても可笑しくない年端ですのに、私は懸命に宥めました。妻もしっかりと抱き抱え、杏をトイレに連れて行き、残りのピーを一人でさせたのですが、ずっと悔しくて悔しくて泣いていました。しゃくりあげる杏を迎えるために、新しいシーツに替え、着替えもさせ、再び優しく抱っこして休みました。そして杏は徐々に眠気に襲われ、朝までグッスリと安眠致しました。無論オムツを当てませんでしたが、杏の根性や気魂は、まさに妻譲りで、抱っこしながらさらに一層いとおしく思われたことです。愛しい杏よ、御免ね、こんなところで公表しちゃったりなどして!

 因みに私の場合、幼少時に隣家の火災にあって火事の体験をしておりましたので、小学校に入るまで、不思議と火事の夢を見た時だけですが何度かお漏らしをした幽かな記憶があります。おしっこで消火しようとしたのではありますまいが、でも今やその詳細な自覚や記憶が殆ど残っておりません。妻にしたって、杏より大きくなった頃一度、薄い記憶があるらしく、誰でもあるだろうこんな経験を、この子はこんなにもチビながら悔しさをいっぱい経験したのでした。朝になっても、まだ杏は記憶のどこかに残しとどめおいており、少々ご機嫌斜めでした。お粥さんが終わってから、いつも通りの、元気な平静の杏になっていましたが、杏の悔しさは私にもたっぷりと伝わりましたから、夕刻からなるべく水物を取らせないようにしてあげるつもりです。柚子湯に入れたり、柿などはお昼しか食べさせないとか色々工夫してあげたいです。そんな杏は一人遊びの名人ですが、それも妻似で、どこかとても嬉しく誇りに思っています。いつも静かで勝気で我が道をひたすら励む妻と、大いにダブって見えます。

 来年三月にある学会での発表にむけて、妻は連日品川の我がマンションの、自分の部屋で懸命に調べ物をしているようです。ただ一つ可笑しいことがあります。我が妻は殆ど世間体を構わない人で、お料理やお掃除や洗濯物など、この主夫がいる関係上、先ず滅多にさせないのですけれど、鍋料理が出て来た時だけは異常なほどの変身ぶりを遂げます。大家族である京都の実家で育ったせいでありましょう、今回京都の実家でも話題に出ていたほどですが、何と大変な鍋奉行さまなんです。先日父が鳥海山に仲間と一緒に出る前、京都市北部にある鷹峰の樋口さんと言う京野菜の名人さんから直送さして戴いた時の鍋などは最高潮でした。材料の準備や下拵えは予め私がやってあります。その後は妻の出番で、妻は永年鍋奉行に君臨していたからか、そこそこ理に適った部分があります。でも時折え~~~っとびっくり仰天するような手順になることも多々御座います。それでも父や叔母や、私でさえ、黙って妻の指示に従ってお料理を戴くことにしています。父の横顔を見遣ると、何ともいい顔をしていて、叔母に至っては完全に相好を崩しているようで、黙して従うのが一番の気持ち良さ気です。鍋に具材を投入する手順から、箸で取り出す時間から、その分量まであれやこれやと喧しく指示する妻です。そして残り汁で麺か飯物を卵とじなどして食べ終わると、やったぁと言う顔をするから、それがまた見ているのも二重に楽しくなることが必定です。いつもは静かで冷徹な妻にも、こうした隠された一面や才があったのかと、鍋奉行さまの横暴ぶりを、大いに楽しんでいる冬の日々であります。

 私が京都に行っている頃、当家で収穫した『獅子柚子』があったので、妻が絵手紙用に描いていたのが巻頭の絵ですが、獅子柚子は中には重さ1キロになるものもあります。別名『ジャガタラユ』や、『オニユ』とも呼ばれていますが、ゆずとはまったくの別品種です。(分類上はブンタンの仲間)。柚子とは違い寒さに強くないようです。果実の大きさが1キロまで成長し(通常のゆずの約20倍)、主に観賞用として栽培されていることが多いようですが、生食やジャムやマーマレードなどに調理しても美味しく戴けます。ビタミンC・P、カルシウムなどのミネラル、ペクチン、そしてクエン酸などの有機酸がたっぷり含んでおります。ビタミンCは免疫力強化、風邪予防、疲労回復、美肌効果があり、ビタミンPはこれらの働きをもつビタミンCの吸収を助けます。またペクチンは整腸作用があり、下痢や便秘の予防に効果があるとされています。その他、クエン酸には体内の疲労物質の分解を早め、疲労回復に効果があるようです。獅子柚子の場合殆ど皮しか使いませんが、皮には清油成分(リモネンなど)が含まれており、浴槽に入れて入浴すると、この成分が表皮から溶け出し、皮膚の角質を保護する働きがあります。普通の柚子同様なかなかいい塩梅に使えます。

 今回旅から帰ってみると、妻手づくりの獅子柚子ジャムと獅子柚子ハチミツ漬けが完成していました。「ええ~~よくこんなに細く切れたねぇ」と言うと、妻は微妙に笑って、「カッターがあったからよ」と言い、その道具を見せてくれました。どうやら叔母のサシガネだったらしいです。ジャムは温めた鍋に切り刻んだ獅子柚子の皮を入れ、しばらく中火で炒めます。堅い皮の部分は取り去り、白い綿の部分も少し入れます。獅子柚子の中に僅かに入っている汁気も入れます。しばらくして汁ッけが出て来たら、材料とほぼ同量のハチミツを入れ、馴染んだところにちょっぴりのブランディーを垂らして終わり(コクが出る)。ハチミツ漬けのほうは細かく刻んだ獅子柚子を口の大きな壜に生のまま入れて、これもハチミツを投入し、そのまま三日も放置して置けば完成(生の場合、口切いっぱいにハチミツをたっぷりかけないと黴が出たり腐ったりしますので、充分ご注意を!柔らかい素敵な味です)。家ではよくプレーン・ヨーグルトを食べるのですが、これらを合わせて戴くと、何とまぁ品のいい味の仕上がりでしょう!でかしたぞシ~~~!!

 本日で、今年の金銭決済はすべて終了。少々のボーナス支給も完了。15日までは挨拶回りや、年越しの準備や後片付けなど。16日から来春9日までの長い冬休みとなります。職員の殆どは円高のお陰もあってか海外渡航組が相次ぎ、ご家族にはさぞかし盛り上がっていることでしょう。こうして最後のハンコを押しながら様子を見ているのですが、職員全員の表情は至って明るいようで安堵致しました。私たち親子は暮れから正月にかけて京都に帰りますが、妻は長居はしたくないと言い張っています。多分、自分の研究持続のためと、兄貴の子どもたち(小中学生のガキ大将←ワル餓鬼なんだわこれが)と一緒に遊ばせたくないとかと、赤ん坊の大風は別にして、杏なら平気の平左なのに、まったく色々とあるものです。それと東京の実家での、初年越しに気を使っているからでありましょうや。と、まぁどちらさまも精々お気をつけて帰えられてくださりまし!

 

 

 

 京都・東本願寺前 銀杏並木 もはや落葉しているのだろうか

 

 本日は「世界人権デー」、まだまだ問題山積です。又「納めの金毘羅」の日で、「大宮氷川神社大湯祭」も行われているでしょう。だんだん!

 今日のBGMは小田和正の楽曲で「風のようにうたが流れていた」

 

広告
カテゴリー: 季節の移ろいの中で パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中