平等大慧の地の上に、童子の戯れ遊びをも

 

 

 

簡略な地鎮祭 (約千坪の土地に 建坪700坪の櫻専門のDNA研究施設を建設開始)

 

 

 

平等大慧の地の上に、童子の戯れ遊びをも

 

 

「梁塵秘抄」(62)に、「平等大慧の地の上に、童子の戯れ遊びをも、漸く佛の種として、菩提大樹ぞ生ひにける」とある。

 

中卒者・高卒者の塾生たち、皆若くキラキラした目をしていて、まさにここに私たちの将来があると確信されたのだが、

先日放映された諏訪大社の「御柱祭」の実況中継を塾生全員とともに最後まで、5時間の長きにわたって鑑賞した。

7年目毎にある「御柱祭」は、殆どの若者は観たことがない大きなお祭りであるが、全員でお茶しながらも熱心に観たのだった。

何と半数以上の子供たちが涙して観ていた。何トンもある巨大な樅の木を山から伐り出し、人力のみで上社と下社、合計8本の大木を運ぶ。

彼らが泣いたのは、神の依り代ともなる御柱の巨大さにではない。あれだけの大勢の祭りの方々が、

心を一つにし、同時に引かなければ微動だに動かないからであったが、木を相手とする高揚感もあったのだろうか。

メゴに乗る若者のオンベの調子に合わせ、引き手も押し手も同時に気合を合わせる。

木遣り歌が響いた瞬間に、巨木はちょっとずつ動くのだ。

 

坂の斜度35度の木落としの場面で、巨木の先頭に踏ん張る「花乗り」には地域に貢献した人しかなれないようだ。

坂の上にせせり出た巨木は、木を繋いでいる後方の綱を、斧一つで一刀の元に断ち切られる。その瞬間一気に巨木が坂を落ちて行くのだが、

我先にご神木に乗ろうとする方々との行き詰る攻防の瞬間。息を呑むスリルと花乗りがご神木から落ちた場合皆で担いで再び乗せてやる場面。

あっと危ない、誰もがそう思った瞬間、木の下に頭を取られたかと思われた方が、又ズルズルと引きづられ、そして真下まで落ちて行く恐怖。

木遣り歌の甲高い声、その時々の引き手などに気合を一つにし精魂込めて落とした。更に今回の放送では、宮川の川渡しの状況も克明に映していた。

急流を巨木が次々に渡る。まだ冷たい川の水は氏子たちの心身に容赦がない。水によって一層重みを増したご神木をあげるのは並大抵ではない。

その都度発せられる木遣り歌と、引き手の掛け声は神々しいまでに美しい。全員の気合が一致しなければ微動だにしないことを塾生たちは観た。

そこで半数以上の子供たちが泣いたようだ。「木」は「気」に通じるのだからと、私はポツリと呟いたが、誰彼なく、同じ感想を持ったようである。

 

現代の教育に、決定的に欠けているものは「修練」とか「鍛錬」の教育だ。永い時間が掛かるものはすべて省かれている。

私は塾長を通し、最初から厳しい訓練を課すべきではないと言っていたが、塾長は彼なりに理解していたようである。

そこで塾長が始めたのは、生活規律のきちんとした管理運営であった。朝6時半には起床し、お互いの挨拶や、

朝食も昼食も、すべてが一定の所作を決め、それに従って行動すると言う。就寝は夜10時、今時の子は馴れないらしい。

でも「ゆとり教育」の子供たちは砂漠に水を与えるが如く、素直にそれに従い、まだ何日も経っていないのに、

何とか立派にやれていると言うから驚きで、私が唯一参加した「御柱祭」鑑賞会の効果もあったようで、何とも嬉しい。

80名の中に、女性が18名いる。育った家庭環境も様々だが、次第に塾の雰囲気に馴染んで来ているようである。

但しこの子たちを縛るつもりは一切ない。中には大學に入りたいと言うのも出て来るだろう。個々に別個な夢を持っているのが当然だ。

でも願わくは、この中から私たちと行動を共にし、林業、その中での櫻の位置付けなる仕事に参加してくれる若者の出現を期待している。

要は一人一人に真っ直ぐに向き合うことで、杓子定規にはめるべきではない。英語・素読の授業の拘束時間5時間だけで充分だ。

 

自分のことでは十年先のことも分からない。でも私たちが今やろうと目標にしていることは千年先に通じることでありたい。

それにはコツコツと勉強をし、どんな風雨や歴史に翻弄されたとしても残り得るしっかりとした基盤作りが何よりも必要なことだろう。

塾生たちは国内のみならず、願わくば世界じゅうに、元気よくはばたって欲しいのである。

 

 

バラ科のキジムシロ

 

 

櫻の美には欠かせないショカツサイ(花だいこん)の群生

 

 

昨日は都心に雪がうっすらと積もった。41年ぶりだそうである。

寒暖の差が激しい今季の春の気象で、その分櫻を観れる時間がたっぷりあるようで何とも嬉しい。

でも次第に葉櫻模様。葉櫻の葉影の中を歩くのも櫻の楽しみの一つであろう。八重櫻はこれからが本番。

今日はやっと暖かい春の日差し。子供たちを連れて、お弁当持って、再び小石川植物園に行くだろう。太白が満開であるはずである。

妻は斎宮跡の発掘調査の現場視察などで、伊勢に出張中。しばらく続きそうである。

 

三春の瀧櫻も、降雪の影響で満開が遅れているようである。

瀧櫻開花情報 (←ここをクリック致しますと、その日の櫻の状況が分かります!現在は雪の瀧櫻)

  

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