願文の研究 面白き

 

 

 まこと織り 花押のこと 願文のこと 皆ひとしく知りたく存じおり候

 

 

 

 

                  願文(がんもん)の研究 面白き

 

 

 古来から「願文」が存在した。寺社仏閣に対するお願いする祈りの文である。平安京の時代が願い出る人に代わって、有名な達筆者に依頼することが多かった。三筆・三蹟がそのいい例である。三筆とは、平安時代前期に活躍した空海(くうかい)・嵯峨天皇(さがてんのう)・橘逸勢(たちばなのはやなり)であるが、三蹟とは、平安時代中期に活躍した小野道風(おののみちかぜ<とうふう>)・藤原佐理(ふじわらのすけまさ<さり>)・藤原行成(ふじわらのゆきなり(こうぜい))のことである。三筆の三人は中国唐時代の書風にならった作品を多く残し、三蹟の三人は和様と呼ばれる日本風の書法を創始し定着させた。このころに漢字から仮名が生まれたようだ。平安京の願文は達筆者の筆によるところが多かったのだ。

 ところが鎌倉・武家社会になると、願文は願い出る人、その人が書くことが多くなっていた。「梁塵秘抄」にある通り、幾多の文殊信仰もそうした結果であるだろう。後年江戸初期にも、文殊信仰が流行るのだが、平安末期と著しく違っているように思える。切実な願いは本人をして書かざるを得なかったのであるだろう。足利高氏(尊氏は後に従三位に取り立てられた以降の呼び名)は、自らの母親・上杉清子の産土神である京の鄙びの里から多く出されている。そこは京の鄙びの里・篠の里の八幡宮から出陣したのだが、盛んに各地の豪族に対し、挙兵するよう促す願文が各地に点在している。特に九州地方の豪族に対しては、密書のような小さな「金糸願文」が出されているのが興味深い。海を渡って行く旅に、楮・三椏の類の和紙ではきっと適わなかったことであろう。高氏は京の鄙びの里の八幡宮を自身の挙兵の信念としたようである。

 面白いことに、近世の文殊信仰には男女の愛情の絡みがある。三角関係の「絡み開き」がよく見て取れる。如何にも近世的ではなかろうか。上代に、天皇家が寺社に発した願文は、いつしか一般庶民のものとなった瞬間でもあった。またこれと符号するように、「花押(かおう)=サインのこと」の歴史は十世紀から明治中盤まで続いたが、花押があった時代とを比べると、文殊信仰の高まりもまた花押の歴史と不思議に符号してくるのである。日本の歴史には不思議さがたくさんあり興味尽きない。日本史をひもどくのに、花押や願文の、細々とした歴史を実証的に考えてみるのが、大変に興味深く面白いことかも知れない。

 当ブログでは今日現在で、実質67万ものアクセス数が御座います。日に300~500件は御座いまして、一週間に約3300件平均でありましょうか。無論『櫻灯路』と、『硯水亭歳時記』と、この『硯水亭歳時記 Ⅱ』の総合計は先日で、120万を遥かに超えておりました。重ね重ね皆さまのご支援に心から感謝申し上げる次第であります。ウィンドウズ・スペースでは今般突如としてアクセス情報の開示が終了がなされたようです。これは驚くべき愚挙でして、何だか急に我がブログへの、日々の張り合いが完璧に喪失されたようです。これらの機能は、ユーザーを一方的に無視し、いつも勝手に行われ、アクセス数が変化されたり止まったり何度もありましたが、大いに疑問を感じ、甚だしく迷惑を感じているところです。これもまた大きなこうした会社ならではのある種の「願文」があるのでしょうか。喩えて申せば、つまりBing(ウィンドウズの検索機能)はGoogleからはっきりと劣っているように思われます。Googleですと、一記事から何十もの、驚くべき分析がなされ、数多くのヒントで開示されているのですが、Bingは殆ど一つか二つのヒントでしかないのです。ウィンドウズ・スペースはGoogleに完全に降参した証拠なのでしょうか。余りにも傲慢無礼であり哀しいことですが、仕方がないことなのかも。まさにウィンドウズの「願文」や如何なるものにや!アクセスの中身はGoogleからが約八割以上で、Bingは僅かに一割にも満たないのですから。きっとそれらも大きく影響していることでしょう。今後書かせて戴くのは休み休みにならざるを得ないとの認識に至っています。或いはどこか他の会社へのブログに引っ越すかも知れませんが、ユーザー無視の、余りにも身勝手な願文はどこにねらいがあるのでしょう、いたく深く憤慨しているところです。

 皆さまにおかれましては、お日頃、何かとご機嫌麗しゅうお過ごし戴けまするよう、心から念願しております。有り難う御座いました!

 

 

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